理事長挨拶

国際抗加齢免疫医学学会

理事長団 克昭

永年の生命科学研究に裏付けられた膨大な成果によって、日本を筆頭に長寿化した今日、長い人生を健康で質の高い生活を送り、いかに寿命を全うするかが問われています。

このような長寿高齢化社会の中、本学会は平成26年2月に発足したばかりの新しい学会ですが以下のような理念の元、邁進していく所存です。

ヒトの体は元来、120年間生きられるように作られていますが時系列とともに老化していきます。しかしその早さは一定ではなく個人差があり、100歳を超えても元気な人もいれば、早くして特定の疾患などによって寿命を全う出来ない人もいます。また人間生活に影響を与える様々な生活環境、それは生体にとっては広義のストレスと言え、生体は日々これらの刺激に対応し続けているわけです。

本学会では、この老化現象に焦点をあて、広く医学的見地に立って解析していきます。また老化する際に生体内ではどのような反応が起こっているのか、外部からのストレスに立ち向かう手だてを模索していきます。

近年、生命をシステムとしてとらえることが出来るようになり、これらストレスなどによって生じる生体内外のゆらぎ、または撹乱にうちかって本来の機能を維持しようとする特性のことを「ロバストネス」といいます。これは恒常性の維持(ホメオスタシス)を含む広い範囲の現象を示します。しかし、これらは現状ではあまりにも漠然としており、あまりに膨大な事象でもあります。そこで、我々は生体防御機構として最も重要な免疫を中心に置き、研究を展開していきます。

このような理念に賛同いただき、学会運営にご理解、ご協力、そしてご指導を賜りますよう宜しくお願いいたします。